HP9000/712 Serial Console

何台かマシンがあると、いちいちキーボードとモニタを継ぎ換えるのは 面倒である。また、シリアルポートにつないだターミナルをコンソールにできる (OS起動以前から)のもワークステーションの魅力(?)である。
SunのSPARC station、ULTRAlは、キーボードを抜いておくだけで楽であったが、 NetBSDのドキュメントを読むと、HP9000/712は、この設定が面倒らしい。 NetBSDのドキュメントには、詳細な解説があり、
  1. hpのサイトからPF_C7120023なるfirmware updateを入手
  2. PF_C7120023からfirmware updateを抽出
  3. 他のマシンをネットワークブートサーバに仕立てる
  4. HP9000/712をネットワークブートによりISL(Initial System Loader)を起動
  5. コンソールの設定
という手順になるらしい。
Sunのマシンをクライアントとしたネットワークブートには慣れているが、 HPのマシンは面倒そうだと思いながら、PF_C7120023附属のドキュメントを 読んでいると、テープによるブートもできることが解ったので、テープを 利用した。テープの作成方法等は、 こちらに。
以下の作業は、当然ながら、キーボード(PS/2)とモニタ(DB15pin)を つないで行う。

テープドライブを継ぎ、電源を入れると、バナーが表示される。 この時、しばらくエスケープキーを押すと、ブートシーケンスが中断され、
BOOT_ADMIN>
というプロンプトが表示されるので、
BOOT_ADMIN> Boot scsi.5.0 ISL
と入れると、テープを読み込み、しばらくすると、ISL(Initial System Loader)が起動する。
ISL>
プロンプトに続け、
ISL> conspath 2/0/4.0x283
と入力すると、シリアルコンソールに変更できる。
ちなみに、元のグラフィックコンソールに戻すには、
ISL> conspath 1/0/0.0

Last modified: Mon Sep 22 09:27:50 JST 2003